2011年4月13日水曜日

DI(おもちゃ)のお話

ブログ活性化の為にも何回か好きな機材の投稿でもしようと思う。
といっても詳しい事は特に分かるわけでもない使って眺めてニヤニヤするだけのタイプなんですが・・・

今日は巷のプロベーシストの大概は持っていて、かとおもってアマチュアバンドマン全盛期に買って優越感だったものの近頃じゃちょっと安くなって大分皆が持っているAVALON U5を紹介しようと思う。



違った、これはBOSS DI-1だった。
実は当時、我がベースの師匠、宮下智氏からこれいいぜ!と勧められても「ほんまかいな」と疑っていた疑り深い二村少年はわざわざ大概どこのライブハウスにもあるという理由でDI-1を先に買い(カントリーマンにしなかったのは財布の事情)、なるほどDIとはこういう音かと把握した後AVALON U5に手を出すという検証したがりな性格らしい、でもその後それどうすんの?な展開に自分から持ち込んだのだった。
しかし、実際分かりやすく違った。個人的におすぎとピーコよりも分かりやすく違う。ちなみに筆者は街中でおすぎとピーコを見かけてもどちらだと特定出来ない気がする。そもそも雑踏の中からあの特殊なオーラを放った人間ですら視認できない気がする。人生とはえてしてそうだ。いや、わからん。

       件のAVALON U5


本題に戻そう。
実際何が違うかと聞かれて数値を説明出来るほど電気的な事に詳しくないのだが、感覚的に言うとBOSSの方は若干音が丸い気がするのだ。上の帯域が若干削られているか、もしくはどこか下の方が気持ち強調されているような気がする。いや、多分単純に抜けなくなっている気がする。
これが実は全く逆で、低音が減っていて所謂「音ヤセ」の状況になってるとしたら画面の前でID真っ赤にしてしまうのだがどっちでもいい、とにかく何か足りないようなそんな気がする。

それに比べるとU5の方は太く、締まって、抜けてくる。なんというかそんな言葉で言うのは申し訳ないくらい存在感が出てくるのだ。
どこかの帯域が足されるわけでも、削られてるわけでもないだろうが、なにやら太くガツーンとくるのである。

更にゲインは+10まで上げられ、ミュートあり、ハイカットしてくれるボタンあり、EQプリセット(TONE)のようなものが6つあり、更にはそれをそのままアンプ側に反映できる(らしい)ACTIVE To THRUってのまである。至れりつくせりである。
ちなみに筆者はゲインは大体2~4、ハイカットなし、TONEなしで使っている。ただお高い機材を通してるだけという、なんとも漢であろう。


しかしながら最近は、折角付いてるこのTONEを使わずに終えるのも勿体ないと思い、色々試行錯誤してみようかななんて思っていたりする。
ぶっちゃけTONEを使用しないのも師匠の受け売りで、よく他のミュージシャンなんかはプリセット4番なんかを使っていたりする。ストレイテナーの日向さんなんかは確かそうだったと思う。実際プリセットを4に設定して録音した音源をミックスすると中々良いのだ。具体的には分からん。
実際ある6つのプリセットも世間的には4が一番ベースに良いと言われている。 しかし2番にすると凄くブリブリした音になって弾いていて単純に気持ちよく悪どい音がしてこれも又好きだ。ただ世のPA屋さんやMIX屋さんには「ふざけんな」と言われそうな気がしないでもないので、これからは現場で色々相談しつつ使ってみようと思う。

さてさんざっぱらAVALONを崇めてしまったが、BOSSにだって良いところは沢山ある。
まず安い、この世の中安いというのはそれだけでもう立派なアイデンティティだ。リーゾンディティールだ。言いたかっただけだ。
パッドも付いてる、最大-20dBまで落とせる。ハムバッカータイプのギターなんかをラインでとる時はこれが無いと割れて仕方ない。
更には頑丈だ。多分ちょっとのことじゃ壊れないだろう。足の小指にでも落とそうものなら破壊されるのは確実に足の小指ちゃんだ。いや何落としてもそうだろうけど。

そんな感じでモノというものは良い所も悪い所もあって、それを踏まえたうえで選ぶ自分カッコいいの世界なのだ。良いと思えばU5を買えばいいじゃない。でも運搬大変だよ。お金飛んでくよ。
でも見た目でも目立っちゃうからね、かっこいいよね。
後個人的には下手なアンプを買うよりはベーシストならラインに拘っておきたいなと筆者は思うのであった。拘った上で買うのであるならば今すぐ音屋にでも問い合わせるといいだろう。

そんな感じで綺麗に収まった気がするのでこのぐらいにしてやろう。
ちなみに自宅録音の際は当然AVALONと通してPro Tools LEに送って録音している。何かベースのご入用がある際はご連絡くださるととてもうれしい。とても、うれしい。