という表題。
何の話かと言うと、先日購入したAmpeg SVT-VR。実は購入した当日は気付かなかったんですが、2回目のリハーサル辺りから何やらスピーカーから「プチ、プチプチ」なんていう謎のノイズが発生しまして。色んな故障や真空管のゆるみ等をチェックしたのですが(実際真空管はきっちりハマっていませんでした。適当~)、結局初めよりはノイズが減少してったものの、日によって鳴ったり鳴らなかったりなので楽器屋さん・メーカさんに話つけて初期不良って事で新品交換してもらう事に。
お店まで行って交換、だったんですがついでに例のノイズは出ないかその場でチェックもしてきました!
チェック中の図。なんで俺の写真はいつもブレるのだろう。
音だしの結果、新しい方はノイズもなく、無事に交換と相成りました。前の方は持ち込んだ場でもやっぱりノイズ発生してました。。
記念に世にも珍しいVR二段積みの図。
実はこの2つ、結構違いがあって片方は前のはベトナム産、新しい方は韓国産なのです。アメリカンなサウンドのうたい文句はどこへ・・・
写真忘れたけど製造場所は裏のSPケーブル用ジャック上辺りに記載されてます。
後ブルーラインの名前の通り、アンプに引いてあるラインが青色なんですが、これの濃淡も微妙に違います。フォントも違う?この写真じゃ分かりづらかったですね。
そして一番の違いはサウンド!
2つを交互に弾き比べて判明したのだけど、前のベトナム産の方はフラット位置で若干ロー上がりのドンシャリに近いサウンドで、新しい韓国産の方はそれとは違いミッドが若干強くなっていました。
故になのか、若干韓国産の方が所謂イナたい?系のサウンド、ベトナム産は現代風のサウンドメイクにされているという結果に。
それと、このアンプはボリュームを上げるにつれナチュラルに歪んでいくのですがその歪むポイントも違って韓国産の方が歪むのが早く、ベトナム産の方が歪みづらくなっています。ツマミでいうと韓国産は11時で歪み、ベトナム産は1時以降歪んでいくといった感じ。これも今風のハイパワーでクリーンな志向に合わせてあるのかもしれませんね。
といった所から、新しくきた韓国産はよりヴィンテージ志向?でベトナム産は現代志向なのかなあと思ったら。保証書を見てびっくり。
左がベトナム、右が韓国。
なんとベトナムの方がシリアル3万台に対し、新しく来た方のアンプはシリアルナンバー5!初期中の初期ロッドだったわけです。
何故それが今もメーカにあって、尚且つ新品交換で届けられたかは謎ですが、もしかしたら製造国での若干のパーツ違いよりも初期と後期のサウンドの傾向による違いなんじゃないかって事が浮上してきたのです。
なるほど、初期ロッドだからよりヴィンテージに近いのね~と勝手に納得。ヴィンテージSVTは弾いた事ありませんが。
とまあ、そんなこんなで今も新しいけど古い方のVRは今日も元気に現場で活躍しております!
やっぱ8発だよね。
噂によると米国産のVRもあるとかないとかいう話なので、機会があったらそれも音出してみたいですね~という事でしめ!